大手小売企業に新卒入社し2年目を迎えた私が、内定前後で感じた社風と働き方のギャップ、そして自分の価値観の変化について実体験をもとに綴ります。同じ後悔をしないために、今伝えたいことがあります。
業界の中でも知名度と規模のある小売企業に新卒で入社して、もうすぐ2年が経ちます。就活生だった当時、自分なりに情報を集めて、納得して選んだつもりでした。でも実際に働いてみると、内定前に思い描いていたイメージと、今の実感の間には、いくつかのギャップがありました。
この記事では、私が内定前後で感じた「社風」と「働き方・キャリアパス」のギャップ、そして働く中で気づいた自分自身の価値観の変化について、実際に経験したことだけをもとにお話しします。これから内定を承諾しようとしている就活生の方に、少しでも参考になればと思います。
内定前に信じていた「したいことを尊重してくれる会社」
就活中、この会社を選んだ理由の一つは、「したいことを尊重してくれる社風」だと感じていたことでした。会社の規模も大きく知名度もあったので、安定した環境の中で、自分のやりたいことも実現できるだろうという期待を持っていました。当時の自分にとって、それは十分に納得できる決め手でした。
入社後に感じた「利用されている感覚」というギャップ
しかし実際に働き始めてから、「尊重してくれる」というよりも「したいことを利用されている感覚」を持つようになりました。自分の希望ややる気を伝えると、前向きに扱ってもらえること自体は事実です。ただ、それが結果的に会社の都合の中でうまく使われているように感じる場面があり、内定前にイメージしていた「尊重」と、実際に働きながら感じる「尊重」の意味には、思っていた以上の違いがあると気づきました。
同じ言葉でも、説明会や選考の場で聞くのと、実際に日々の業務の中で体感するのとでは、受け取り方がまったく違う。これが、私が最初に感じた大きなギャップでした。
配属は叶った。でも見えていなかった「全国転勤」という現実
配属については、正直なところ、思っていたよりも希望を叶えてもらえました。この点は良いギャップだったと感じています。
ただ、その一方で見落としていたのが「全国転勤」の存在です。就活生の頃も、転勤があることは知識として知っていました。しかし、それが自分の生活や将来設計にどう影響するのかまでは、具体的に想像しきれていませんでした。実際に社会人として働き始めてから、全国転勤は学生時代に考えていた以上にデメリットが大きいものだと実感するようになりました。
気づいたら変わっていた、自分の中の「大事なもの」
もう一つ、入社してから大きく変わったのが自分の価値観です。就活生の頃の私は、「勝負に勝つこと」「誰よりもできる人になること」を軸として重視していました。
しかし実際に働き始めると、周りには自分よりできる人がたくさんいます。そうした環境の中で気づいたのは、結婚や友人と過ごす時間の大切さでした。就活の軸として大事にしていたものと、実際に社会人として働きながら大事にしたいと思うようになったものは、必ずしも同じではなかったのです。
これは良い悪いという話ではなく、「当時の自分には見えていなかった価値観に、働きながら気づいた」という経験でした。
なぜこのギャップに気づけなかったのか
今振り返ると、当時の自分は「業界でも有名で規模の大きい会社だから」という安心感に、少し頼りすぎていた部分があったと思います。社風や働き方、転勤の実態について、実際にその会社で働く社員の方に、もっと踏み込んで聞く機会を作れていませんでした。
説明会や選考の場で得られる情報だけでは、こうした働き方のリアルな部分までは分かりにくいものだと、今は感じています。
同じ後悔をしないためにできること
もし今、就活生に戻れるなら、まずやりたいのは「一人でも多くの社会人と話すこと」です。社風も、働き方も、転勤の実態も、説明会や面接だけでは見えてこない部分が多くあります。それは、実際にその会社で働いている人と直接話すことでしか、なかなか分からないと今は感じています。
最近は、大学のつてがなくても、OB・OG訪問専用のマッチングサービスを使えば、様々な会社で働く社会人に直接話を聞くことができます。特定のキャリアだけでなく、複数の会社・複数の社員の話を聞き比べることで、「自分がイメージしている社風や働き方」と「実際の社風や働き方」のズレに、内定を承諾する前に気づける可能性が高くなります。
内定を承諾する前に、できるだけ多くの「今その会社で働いている人」の声を聞いておくこと。これが、入社後のギャップを減らすための、一番の近道だと思います。
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よくある質問
Q. 内定承諾後にギャップを感じたら、どうすればいい? A. 一人で抱え込まず、社内外を問わず、信頼できる社会人に話を聞いてみることをおすすめします。
Q. 社風や働き方のギャップは、入社前に見抜けるもの? A. 説明会や選考の場だけで完全に見抜くのは簡単ではありません。ただし、OB・OG訪問などで複数の社会人と話すことで、ギャップを減らすことは可能です。
まとめ
- 「したいことを尊重してくれる」という印象と、実際に働きながら感じた社風には、思っていた以上の差があった
- 配属は希望が叶ったが、「全国転勤」という見落としていたデメリットがあった
- 就活時に重視していた価値観(勝負・できる人になること)は、働く中で変化し、結婚や友人との時間の大切さに気づいた
- 一番の後悔は、内定を承諾する前に、もっと多くの社会人と話しておかなかったこと
内定を承諾する前に、ぜひ一人でも多くの社会人と話してみてください。



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